韓国出身のアーチェリー選手、早川漣(はやかわれん)さん。
2009年に日本国籍を取得し、2021年現在まで、日本代表選手として活躍しています。
強豪国である韓国で、幼いころから厳しい練習をこなしてきたこともあり、アーチェリーの実力は群を抜いています。
温厚で明るく、かわいい一面もある早川漣さんについて、今回はこんなことを調べました!
- 早川漣(アーチェリー)のwikiプロフィールは?
- 早川漣(アーチェリー)の生まれは韓国?
- 早川漣(アーチェリー)が結婚した夫(旦那)は?
- 早川漣(アーチェリー)の両親や兄弟は?
- 早川漣(アーチェリー)の成績・戦績は?
あなたにも、早川漣さんのことを、もっと知ってもらえたら嬉しいです♪
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早川漣(アーチェリー)のwikiプロフィールは?
(画像引用:早川漣選手応援サイト)
- 名前:早川漣(はやかわれん)
- 韓国名:嚴 惠漣(オム・ヘリョン)
- 誕生日:1987年8月24日
- 年齢:33歳(2021年7月現在)
- 身長:179cm
- 体重:78kg
- 出身地:韓国(全州)
- 所属:株式会社デンソーソリューション
韓国出身のアーチェリー選手、早川漣さん。
179cmという身長もあり、女子選手の中ではひときわ目立った存在です。
優しい笑顔と、韓国訛りの言葉使いがかわいいですよね!
早川漣さんは、なぜアーチェリー強豪国である韓国を離れ、来日したのでしょうか?
韓国から来日し日本国籍を取得
早川漣さんがアーチェリーを始めたのは、韓国にいた小学3年生のときです。
中学と高校へスムーズに進学できると考え、仕方なく始めたアーチェリー。
とても厳しい練習をこなさなければいけなかったため、アーチェリーが嫌いな時期もありました。
全北体育高校から実業団に進みましたが、メダルが取れず自信を失い、退団してしまいます。
2007年(20歳)、先に日本に行っていたお姉さんから誘われ、来日し、日本体育大学に入学することに。
日本では、韓国とは違う雰囲気で、アーチェリーを楽しむことができました。
そして、来日のきっかけでもあるお姉さんから、「一緒にオリンピックに出よう」と言われます。
やってみるか、と思った早川漣さんは、2009年(22歳)日本国籍を取得。
その後すぐ、日本代表に初選出されます。
その翌年には、全日本ターゲットアーチェリー選手権大会で初優勝を飾りました!
大学卒業後2011年からは、長崎県立佐世保商業高等学校にて、アーチェリー部の副顧問を務めます。
大学を卒業したあとも、数々の好成績を残しています。
- アーチェリー世界選手権でベスト16
- ロンドンオリンピック個人出場枠獲得
- アジア選手権で個人戦3位、女子団体で優勝
そして、翌年2012年、早川漣さんが25歳のころ、ロンドンオリンピックに出場。
団体戦で日本初の銅メダルを獲得しました!
来日して、わずか5年の間に、こんなに好成績を残しているのは、素晴らしいですよね。
しかし、すべてが順風満帆なわけではなく、引退を考えたこともあるのです。
引退宣言を撤回し現役復帰
2014年の長崎国体のあと、しばらく競技から離れ、現役を引退しようとしました。
引退の理由は、右肩痛の悪化です。
韓国では、1日1000本は打っていた早川漣さんですが、現在は200本が限界だそう。
激痛で、歯磨きや寝返りをすることも出来ません。
長崎国際大学で指導して、アーチェリーに関わってこうと思っていた早川漣さん。
しかし、もう一度復帰してほしいと、周りから期待の声がたくさんありました。
「必要とされている嬉しさ」と、「たくさん応援してもらった恩返しがしたい」という気持ちから、現役引退を撤回することに。
そして、2016年にアーチェリー選手としての活動を再開しました!
早川漣さんは右肩に不安を抱えながらも、周りの期待に応えようとしてくれているのですね。
目指すは東京オリンピック
復帰後は東京オリンピック出場を目指し、さまざまな大会に出場して、好成績を残します。
そして2018年、株式会社デンソーソリューションに所属し、東京オリンピックを目指します。
コーチである、ユンヘソンさんが言うには、早川漣さんは「周りを和ませてくれる存在」とのこと。
女子チームの中で、年齢も1番上の早川漣さん。そのぶん大会経験も多く、お姉さん的存在です。
団体戦前などは、緊張しているメンバーに話しかけたり、笑わせたりしてくれています。
実際に団体戦の映像を見ても、矢を射つ選手の後ろから、常に優しく声をかけているのがわかります!
そのかわいい笑顔からも、人柄の良さが滲み出ていますよね♪
「応援してくれるみんなに恩返しがしたい!」という気持ちで、選手復帰した早川漣さん。
「やればできる!」という言葉を胸に、練習に取り組んでいます。
その努力が実り、2021年には、東京オリンピック日本代表選手に内定しました。
目指していた東京オリンピックの舞台に立てることが決まり、私もとても嬉しく思います!
東京オリンピックを最後だと思って、精一杯頑張りたいと話す早川漣さん。
東京オリンピックが終わったら、恐らく、現役からは退いてしまうのだと思います。
残念に思う気持ちはありますが、悔いのないように、早川漣さんらしく頑張って欲しいと思います!
早川漣(アーチェリー)の生まれは韓国?
冒頭でもお話ししたとおり、早川漣さんは、韓国の全州氏市出身です。
お父さんが韓国人、お母さんが日本人なのですが、早川漣さんが幼いころ、両親が離婚してしまいます。
早川漣さんは、韓国でアーチェリー選手として活動していましたが、韓国での練習はとても厳しく、怖いコーチや先輩と過ごす日々。
授業にもだんだんついていけなくなり、高校2年生の冬、ふとこう思ったそうです。
- 10年間アーチェリーをやってきたけれど、メダルが1つもない。
- 私は、高校を卒業したらどうなるのか?
- アーチェリーでメダルをとってみたい!
そんな気持ちを抱えながら、高校卒業後は実業団に入りました。
しかし、結果を残すことができず、自信を失い退団してしまいます。
そして、20歳のころ、日本に行くことを決意。
きっかけは、先に日本へ行っていたお姉さんから誘われたことです。
また、お母さんが日本で再婚したことも、きっかけの1つです。
来日後、日本体育大学へ入学。22歳で、日本国籍を取得しました。
早川漣(アーチェリー)が結婚した夫(旦那)は?
早川漣さんは、2019年夏、金星辰(キムソンジン)さんと結婚しました。
出会ったのは長崎で、早川漣さんよりも2つ歳下です。
夫の金さんは、韓国で活躍していたアーチェリー選手で、2021年現在はJOCエリートアカデミーのコーチをしています。
自らの選手経験から、いろいろとアドバイスをし、早川漣さんを支えています。
夫の金さんは、メダルもたくさんとっており、韓国でもトップクラスのアーチェリー選手。
早川漣さんと出会ったころは、「どうやってメダルを取ったの?」などと言われたこともあり、何度も喧嘩をしました。
しかし、韓国で活躍していた旦那さんに、従うことに決めたとのこと。
得意料理のプルコギなどで、早川漣さんの増量にも協力してくれました。
旦那さんのおかげで、交際期間を含めた2年で、早川漣さんは15kgの増量に成功。
また、右肩に負担が少ない打ち方を教わったこともあります。
「日本では故郷がない」と話す早川漣さんにとって、旦那さんの存在は、とても大きな支えとなっているのですね♪
早川漣(アーチェリー)の両親や兄弟は?
(画像引用:早川漣選手応援サイト)
早川漣さんのお母さんは日本人で、お父さんが韓国人です。
お母さんは、日本人の方と再婚され、現在は日本で暮らしています。
そして、お姉さんは、同じくアーチェリー選手の、早川浪(はやかわなみ)さんです。
2021年現在はご結婚されており、本名は「関 浪(せき なみ)」さん。
アーチェリーは引退し、美容師免許を取得して、旦那さんと一緒にフォトスタジオを経営しておられます。
早川漣さんが来日したのは、お姉さんから誘われたことがきっかけです。
お姉さんがまず言ってくれたのは、「韓国と違って、楽しいよ」という言葉です。
実際、日本に来てみたら、韓国とは雰囲気が違い、どの選手も、「アーチェリーが好き」という気持ちを持って、アーチェリーに取り組んでいました。
日本に来てまず驚いたことは、オリンピックで4位なのに褒めてくれたことです。
日本人の私たちからすれば、オリンピックに出られただけで、充分すごいと感じますよね。
早川漣さんは、「なんで褒めるの?メダルは無いよ!」と思ったそうです。
メダルが無くても褒めてくれたり、応援してくれたりすることに感動し、「応援してくれる人たちに恩返ししたい」と思うようになりました。
韓国では、コーチも怖いし先輩も怖かった、と話していましたが、やはり結果を出さなければ、怒られていたのでしょうか。
韓国では、アーチェリーが嫌いになったこともありましたが、現在の早川漣さんにとって、「アーチェリーは私のすべて」だそうです。
日本に来たことが、アーチェリーを好きになるきっかけとなったのかもしれませんね♪
韓国出身ということで、心無い言葉をかける人もいるようですが、私は、日本代表として頑張っている早川漣さんを、今後も応援していきます!
早川漣(アーチェリー)の成績・戦績は?
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- 2010年 全日本ターゲットアーチェリー選手権大会 優勝
- 2011年 アジア選手権 個人3位 女子団体優勝 混合準優勝
- 2012年 ロンドンオリンピック 女子団体 銅メダル
- 2014年 長崎国体 女子団体 優勝
- 2017年 ワールドカップ(トルコ) 団体戦準優勝
- 2017年 ワールドカップ(ドイツ) 混合準優勝
- 2018年 ワールドカップ(ブルガリア) 欧州グランプリ 個人戦、団体戦 ともに準優勝
- 2020年 全日本選手権 優勝
小学3年生のころからアーチェリーをしている早川漣さん。2021年でアーチェリー歴は25年になるため、好成績を収めた大会は他にもたくさんあります。
特に、2016年に選手復帰してからの活躍が、素晴らしいですよね。
右肩の痛みと闘いながらの練習で、辛い思いもしたかと思います。
東京オリンピックでは、悔いのないように、早川漣さんらしく戦ってほしいです!
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まとめ
- 早川漣は韓国出身
- 韓国にいたころは練習が厳しく、アーチェリーが嫌いだった
- 姉からの誘いで2007年に来日、2009年に日本国籍取得
- 日本に来てからアーチェリーを楽しめるようになった
- 右肩痛で引退を考えたこともある
- 現役復帰後は、東京オリンピックを目指す
- 早川漣の母親は日本人、父親は韓国人
- 早川漣の姉と夫は、元アーチェリー選手
かわいい話し方と、笑顔が魅力の早川漣さん。アーチェリーの実力も、群を抜いています。
テレビやYoutubeで早川漣さんの活躍を見ていると、いつもニコニコしていて、とても好印象です。
夢の舞台東京オリンピックでも、チームを支えてあげてほしいと思います。
そして、早川漣さん自身も、悔いのないよう、いつも通りに活躍してくれることを、期待しています!
あなたも一緒に、ぜひ早川漣さんを応援してくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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